まきのさんの道の駅・佐川 | 2020.09

まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
まきのさんの道の駅,佐川
敷地概要
計画地:佐川町、高知県
建物概要
建物用途: 道の駅
延べ床面積:
すべてのものを形作る自然の摂理の様なもの  に導かれ自己発展する建築群を提案します。
建築を創るとき私たちは必然的に人為的な手段により物質の集積を形にします。
「まきのさんの道の駅」ももちろんそれに変わりはないのですが、森が木々から形成され樹木が根、幹、枝葉から
成長するように道の駅も杉材の柱が建ち、梁がかかり、建具や壁が自由に空間を作り、斜めの杉材が柱のトップを
補強して、樹木が生い茂る様にランダムに成長していく姿を示します。
その構造体の集積の上に雲がかかるようにそっと膜がかけられる。
自己増殖していく自然界の植生のごとく建築群が出来上がります。
作る手法はなるべくローテクで、特別な技術を使わずに組上げる構造体とします。
周辺の自然界の植生と同化し、人の行為、営みが集積する多様な場と大きな山々、あるいは個々の個性あふれる
樹々が溶け合っていきます。

まきのさんの道の駅は建物の可変性により佐川の多様な魅力を引き出します。
建物全体が可動壁で構成されているため、建物の利用者によって柔軟に室内の質と量を変化させることができます。
建物とその中で組まれるプログラムが新陳代謝を続けることで、従業員を含め利用者が飽きることなく、
いつまでも愛着を感じる施設になるよう計画します。
また、市民の方たちにも県外の方たちにも、この場所を目的地として足を運んでもらえることを想定します。
一方で実際には、観光地の多い高知県を車で巡る中で、立ち寄る場所としてこの道の駅を利用する方も多いと思います。
そこで、コロナ禍の中で便利さを再認識され利用が高まっているドライブスルーを導入します。
多様なアクティビティを体感できる雲のような分散したテントの下、観光案内所や産直・物販エリア、食堂・レストラ
ンを利用され、佐川町の魅力が伝わっていきます。